こんにちは。HOTEL GRAPHY 根津のフロントスタッフです。
秋もすっかり深くなり、そろそろ本格的な寒さへの準備が必要となりましたね。
寒い日に出かけることは少しハードルが高いようにも感じられますが、そんな日はあたたかい室内にいられる、美術館や博物館で静かに過ごすのはいかがでしょうか。
今回ご紹介する美術館・博物館では、展示物を鑑賞するだけではなく、ランチやお茶を楽しみながらお話ししたり、限定グッズが購入できるショップまで、様々な角度から楽しむことができます。
①東京都美術館
JR上野駅 公園口から出て上野動物園の正門に向かって歩き、正門の直前右手に見えてくる建物が東京都美術館です。
赤いレンガの洋風な作りが特徴のこの建物は、今から約50年ほど前の1975年に建てられました。
こちらの美術館では、東京都美術館が主催の企画展や特別展をメインとして、その他に公募による団体の展覧会・学校関係の団体の展覧会などが常時数種類の展覧会が開催されております。そのため、常設展にあたるものは常時開催されておりませんが、常時野外彫刻が13点ほど設置されております。
私が行ったときは、「大地に耳をすます 気配と手ざわり The Whispering Land: Artists in Correspondence with Nature」という展覧会を行っておりました。この展示会では、自然に深く関わりのある現代作家5名が、写真や木版画・油絵・インスタレーションなどさまざまな表現方法を用いて創作された作品が展示されておりました。
木の断面にインクを塗りそれを紙に転写した作品や、北海道に住んでいる作家さんが身近に感じる動植物の生命を写真に写したものなど、動植物の生命を感じることのできる作品が数多く展示されておりました。
時期により開催されている展覧会が異なるため、どのような展覧会が開催されているかを
公式サイトなどで確認してから行ってみるとよいでしょう。
<施設概要>
美術館名:東京都美術館
休館日 : 第1・3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
開館時間 : 9:30 ~ 17:30(入館は17:00まで)
入場料:展覧会によって異なるため、公式HPの展覧会情報をご確認ください。
②国立科学博物館
東京都美術館と同じく上野公園内にある国立科学博物館。JR上野駅 公園口から出て上野動物園の正門に向かって歩き、国立西洋美術館の前を進み、十字路を右折したところの進行方向右側にあります。
常設展と特別展の入口が分かれていて、多くの人でにぎわっていました。
国立科学博物館は、日本で最も歴史のある博物館のひとつであり、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館です。
常設展は日本の生態系や日本人の特徴、歴史を学ぶことのできる「日本館」と、「地球生命史と人類」をテーマとして掲げ、広い範囲で科学を実感できる「地球館」に分かれています。自由動線展示になっているので、好きな順番で自由に見てまわることができます。
こちらは地球館の屋上にあるハーブガーデン。薬用、食用、染料・香味料用などのハーブがあり、隣のスカイデッキからは上野近辺が見渡せます。
※天候により封鎖される場合があります。
特別展は時期によって異なりますので、公式ホームページからご確認ください。
<施設概要>
美術館名:国立科学博物館
休館日 : 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
開館時間 : 9:00 ~17:00(入館は16:30 まで)
入場料:展覧会によって異なるため、公式HPの展覧会情報をご確認ください。
③国立西洋美術館
JR上野駅の公園口を出てすぐ右手に大きく見えるこちらの建物が、国立西洋美術館です。
国立西洋美術館は、松方コレクションを基に1959年に設立された、西洋美術専門の美術館です。中世末期から20世紀初頭の西洋絵画や、ロダンを中心としたフランス近代彫刻を展示しています。
実際にどんな絵画が展示されているのか、公式ウェブサイトで確認できるのも嬉しいポイント。
年代別に絵画が展示されており、その中でも風景画やアート別でも展示されていて、流れるように絵画を鑑賞できます。
美術館や博物館はどこも緊張感のあるところが多いなか、誰でも身近に歴史がある西洋美術を鑑賞できます。日本語・英語・中国語・韓国語で、絵画のタイトルや簡易的な絵画の説明の表示があり、多くの方々が言葉の壁を感じずに快適に展示を楽しめる仕様となっています。
こちらは国立西洋美術館のミュージアムショップです。さまざまなミュージアムグッズや、当館の収蔵品カタログ、過去に開催された展覧会のカタログ等が販売されています。
また、書籍コーナーでは、こどもから美術の研究者まで利用できる約2,000種類の書籍の取扱があり、ここでしか入手できないものが満載です。
展覧会は時期によって異なりますので、公式ホームページをご覧ください。
<施設概要>
美術館名:国立西洋美術館
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日)
開館時間 :9:30 ~ 17:30
9:30 ~ 20:00(金・土)
※入室は閉館の30分前まで
入場料:一般 500円/大学生 250円(常設展観覧料)
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及び付添者1名は無料 )
※企画展は別料金となります。また、企画展の観覧券で常設展もご覧いただけます。
原則毎月第2日曜日は常設展無料観覧日「Kawasaki Free Sunday」です。
Kawasaki Free Sunday(原則毎月第2日曜日)、国際博物館の日(5月18日)
文化の日(11月3日)
※常設展のみ無料となります。
④SCAI THE BATH HOUSE
HOTEL GRAPHY 根津から徒歩10分の場所に位置するこちらは、閉業した銭湯を現代アートに特化したギャラリーとして改装し、創設されました。
谷中霊園に向かうと、通りの角にある建物の側面に「SCAI THE BATHHOUSE」という大きな文字がグレーで書かれているのが目に入ります。外観は伝統的な屋根と年代物の暖炉を備え、内部の広々とした洗練された雰囲気とは対照的です。
入口には各種展覧会のポスターが飾られ、銭湯の下駄箱や当時のタイルが残されており、当時の面影を保っています。
展示室に入ると、再び現代に戻り、ガラスの扉を抜けると、銭湯の受付があった場所にある第一展示室と受付が見えます。第2展示室では、映像や音、さまざまな楽器を組み合わせた展示が行われており、より深くアートを感じることができました。
この現代美術館は、国内外問わず、様々なアーティストを迎え入れています。単なる博物館ではなく、音楽イベントや芸術的なパフォーマンスも定期的に開催されています。
<施設概要>
美術館名:SCAI THE BATH HOUSE
休館日 : 回廊時間は公式HPをご確認ください。
開館時間 : 回廊時間は公式HPをご確認ください。
入場料:展覧会によって異なるため、公式HPの展覧会情報をご確認ください。
今回は、ホテル周辺のアート施設をご紹介いたしました。
美術館や博物館は、企画展などの期間限定のものから通年楽しめるものまで、様々な内容で構成されています。広々とした落ち着く空間で自分ひとりで静かに楽しむのも良し、誰かと感性を共有しながら、様々な角度からじっくり観てみるのも良し。今回紹介した施設はすべて近い場所にあるため、1日で周ることもできます。気軽にアートを楽しめたり、歴史を学べたりする貴重な場所なので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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